【スタジオブギー】/スタジオインタビューvol.1

今年4月からオーナーが変わった群馬にある音楽スタジオ「スタジオブギー」。
今回はその魅力スタジオを経営することになった経緯についてオーナーの柿澤秀吉さんにインタビューをしてきました。

 

※「スタジオブギー」オーナー 柿澤秀吉氏

バンド「秀吉」が経営する宿泊施設併設のスタジオ

―スタジオブギーの魅力を教えてください。

(柿澤)泊まり込みでリハーサルやレコーディングができるところですかね。みんなで合間に銭湯行ったり夜食食べたりすごく楽しんでもらえてます。
また、来てくれる人で特に喜んでくれるのは、自分が「秀吉」ってバンドをやっていて、音作りやアレンジに対してアドバイスができるところですかね。他のバンドのプロデュースや曲提供等の経験からいろんな方法を知ってきたので、バンドが目指す音に近づくために意見したり。ギターの音作りとか、レコーディング利用者さんに「とりあえず弾いているので音作りは全部お任せします」と言われたり(笑)。

ー絶大な信頼ですね(笑)

とはいえ好みもあると思うのでいろんなパターンを提案したりして、結果すごく満足してもらえて嬉しい限りです。録りの現場はバンドやサポートの仕事柄いろんな所で経験してきているので、アレンジ、トラックの制作全部含めて完パケまでやったりもします。他のところのエンジニアさんはプレイヤーでない方も多いので、バンドの視点から意見できるところが喜んでもらえてる点なのかなと。

※ブギー施設内にある宿泊部屋。修学旅行のような気分でみんなでワイワイ♪

お客さんからオーナーに!?新生「ブギー」の誕生!

―どんな想いをもって、スタジオ経営を始めましたか。

(柿澤)今年の4月に前のオーナーと店長が諸事情で辞めるってことになって、なくすことも考えてたみたいなんですけど、「もしヒデが継いでくれるならそのまま残そうかなと思ってる」と声かけてもらって。正直経営というものに興味がなかったし、向いてないと今でもおもってるし(笑)散々悩んだんですけど、周りの友人や先輩に相談してから決断しました。でも話をもらったときに「おもしろそう!」と思ったので心では決まってたと思うんですけど。

ー秀吉さんがオーナーを引き受けなければ「ブギー」がなくなってしまうと。

それまではお客さんとしてバンドで10年くらい使ってて、最初の頃はアルバムの曲作りで12時間スタジオにこもったり、アルバムのプリプロもここでやったし、いろんな思い出がこの場所に詰まってて、失くしたくない!という思いが一番だったかもしれません。

ーお客さんとしてこのスタジオに思い入れがすごくあったのですね。

そうですね。でも自分的にはいいタイミングでお話をもらったなと思っていて、今年はもっといろんなことやりたいと思っていたので。これ以外にも新しいことをたくさん始めていて。全てが音楽のことなんですけど。なんか4,5年前まではバンドかバイトかで精一杯で、すごく視野が狭くなっている自分に気づいて、それってバンドにも良くない気がしちゃって。やりたいと思ったことはどんどんやろうと思って、それからはプロデュースや楽曲提供等も積極的にやるようになって、それがバンドにも還元されると信じているのでもっともっとチャレンジしたいなと思います。そしてこのスタジオがその基盤になってくれると思ったんです。

※店内にはこれまでのお客さんの写真がたくさん!なかにはあの有名なアーティストも。

音楽スタジオは出会いと創造の場

―スタジオ経営をしていて、楽しいことは?

(柿澤)リハスタに関しては、ここで知り合うバンドがいたり、「あ、そことそこつながってたんだ」みたいな意外な繋がりがあったり、ライブ以外ではあまり出会いとか無いと思うので、そういうのがどんどん増えたらいいなと思いますね。レコーディングに関しては、俺は音楽を作るのが根っから好きなので、自分の曲以外にも制作に携わっている感覚がすごく楽しいですね。あと今ギターの仕事とかでいろんな現場に行くので他のエンジニアの方にドラムのマイキングとかいろんな話を聞いたり、いろんな人の意見を聞いたりしていて、帰ったらすぐに自分でも実践したり常に修行してます(笑)奥が深すぎて毎回の現場が刺激的ですね。

ーそれはまさにスタジオならではの楽しみですね。

最近は手軽にDTMで1人で曲作ったりして満足している人も多いと思うんだけど、その楽しさとは「バンド」は全く違って、比べてしまえばめんどくさいことだらけだし、お金はかかるし、大変なことばっかりなんですけどね。だけどそれを越えた先に「音を鳴らす瞬間」だったり「息がバッチリ合った瞬間」や「それをお客さんと共有できた瞬間」等々、なにものにも代えられない楽しさが沢山あると思うので、それをもっと知ってもらうためにもこのスタジオをもっと盛り上げていかなくてはと思ってます。

 

※レコーディングをする柿澤氏。豊富な知識で音作りをサポートする。

DIYでスタジオリニューアル!?

―これからブギーはどんな進化を遂げますか。

(柿澤)まだまだざっくりしていて、まずは近いうち名前を変えるつもりです。あとは大きい部屋もあるので、不定期でスタジオライブとかもおもしろそうだなとか、地元バンドマンによる楽器レッスンとかもいいなーと思ったり。また、バンド「秀吉」を慕ってくれてこのスタジオに来てくれるようになった人も増えて来たので、そういう人たちにとってもここで新たな出会いがどんどん生まれるような「生々しい場所」を目指したいなあと思っています。あとスタジオの雰囲気は内装や設備も含めていろいろ考えてる最中です。ウチのベースが大工だし(笑)俺も10年くらい塗料販売店で働いてたんで、DIYでやれるところまでやりたいなと思ってます。ただ想像以上にメンバー全員忙しくなってしまって、まだ全然手をつけられてないんですが…(笑)。

 

音楽を楽しくするためのサポートは惜しみません!

―最後にミュージシャンの皆様に一言お願いします!

(柿澤)音楽にはいろんな形があるし、人の数だけ正解があるのでこうしろ!とは絶対に言えないけど、言うなら、楽しんで!って感じですかね(笑)。演奏してて楽しいとか、曲ができて嬉しいとか、それを聴いてもらって共有できた事が楽しいとか、結果的にはそういうことが大事だと思うので、そういうことを手助けしてできればなあと。

音楽を楽しもー! プレイヤーとしての自分にも言い聞かせます(笑)。

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