【HILL VALLEY STUDIO】/スタジオインタビューvol.4

「新宿三丁目駅」徒歩1分の好立地にある音楽スタジオ「HILL VALLEY STUDIO」
今回はスタジオ店長の中田秀吾さんにインタビューをしてきました。

 

※「HILL VALLEY STUDIO」店長 中田秀吾氏

パンクの聖地「ANTIKNOCK」系列のスタジオ

ーHILL VALLEY STUDIOの魅力を教えてください。

(中田)居心地のいいスタジオだと思います。常連さんがフラっときて、特に予約してるわけでもないんですけど、ちょっと2~3時間くつろいでいくとか。お客さん同士が仲良くなることも割と多いですね。ウチはライブハウスのANTIKNOCKの系列なので、ANTIKNOCKを使っているお客さんもいっぱいいます。ANTIKNOCKによく出るバンドの中で、「バンド名は知っているけど、直接のつながりはない」っていうバンドさん達がたまたまHILL VALLEYで練習する時間帯が一緒になって、だんだん仲良くなって・・・そういうつながりができるのはHILL VALLEYの良さかなと思ったりします。

ーANTIKNOCKに出演される方も多いのですね。出演者割引とかもあるのですか?

(中田)あります。ANTIKNOCKからもご案内しておりますが、ANTIKNOCKに出演されたことがある方、当日出演される方はお安くさせていただいておりますので、是非ご利用ください。

ーANTIKNOCKはどういうライブハウスなのでしょうか。

(中田)一言で説明するのは難しいのですが、ライブハウスとしては歴史が長くて、30年以上前からあります。ハードコア、パンク、メタルといったジャンルではかなり有名で、アンダーグラウンドシーンでは日本を代表するライブハウスです。そういう人たちが集まるリハスタとしてHILL VALLEY STUDIOを創っていく、というのもそれはそれでよかったとは思うのですが、社長曰く「それだけじゃ面白くない」と思ったみたいです。ANTIKNOCKは内装的にもイメージとして「黒と赤」なんですけど、HILL VALLEY STUDIOはガラッと雰囲気を変えて「白」を基調として木材もたくさん使って暖かい感じにしました。結果としてANTIKNOCKのお客さんも来てくれるけど、そうではないお客さんも居心地がいい、という空間ができました。

 

※利用者同士の交流となっている居心地のよいロビー。バルコニーには喫煙スペースも完備。

 

レコーディングにも力を入れています!

ーHILL VALLEYで練習して、ANTIKNOCKにステップアップしていく、という場所なのですね。

(中田)目的は大きく2つあって、それが片方で、もう一つはレコーディングですね。しっかりレコーディングできるスタジオを自前で用意したかったんです。まだ初期段階ではあるんですけど、ANTIKNOCK自体もレーベルとして流通とかのお手伝いをバンドにしたりもしていて、そういう活動をする上でレコーディングにも力を入れています。

ーレコーディングでのご利用の方も多いのですね。

(中田)まあレコーディングはやっぱり忙しい時とそうでもない時もありますけどね。

ーそうなると機材も結構しっかりしたものを揃えられているのですか?

(中田)はい。オープンの時でいえば、ANTIKNOCKの系列ってことで、ANTIKNOCKで使っている機材を持ってきたりして安く済ませることもできたかもしれませんが、そうではなくて、新しくてしっかり使える機材を!という気持ちで用意しました。スタジオとしては向上心高く、いい音の状態を保てるように、よりよくできるようにすることをいつも考えています。

ーそれだけこだわられているなら、料金はあまり安くできないですよね。

(中田)うーん(笑)あんまり安売りしすぎてもっていう気持ちと、、、まあでもANTIKNOCK使っているお客さんだったりスリーピース割といったバンドさん目線の割引もあります。安いって意味ではパック割が一番お得だと思います。どの時間帯でもパックが組めるので、これはあまり他のお店でもやっていないのでオススメです。

ー時間帯を気にせず、柔軟に予定が組めるので、バンドマンにとっては嬉しい仕組みです!

※いつもいい音の状態を保てるように、しっかりとメンテナンスされたスタジオ。スタジオライブも盛んに開催されている。

兄貴がツインギターをやりたくて・・・

ー中田さんのことについてお聞きしたいです。どのような経緯でHILL VALLEY STUDIOに参画されたのか教えてください。

(中田)ANTIKNOCKが昔は(別会社だったんですが)系列店として6店舗ライブハウス、1店舗スタジオがありました。その時代に僕はANTIKNOCKの見習いのPAとして入ったのが最初ですね。その後系列店内を転々として、最終的に系列内の「スタジオ屋根裏 ※現在は閉店」の店長になりました。その店長になった後に、ANTIKNOCKが独立して「自分たちのスタジオを創りたい」と。しかしANTIKNOCK自体はスタジオのノウハウがないので、スタジオ経営の相談に乗っていたんです。そのうちに「スタジオ屋根裏」がなくなるタイミングで、ANTIKNOCKの社長に誘ってもらってHILL VALLEY STUDIOに参画、という流れですね。

ーそうなると中田さんは屋根裏時代も含めるとリハスタ経営の期間が長いですね。リハスタ経営の面白さってどういうところにありますか?

(中田)そうですね~、最初はどうなのかな?って思っていたんです(笑)。昔はライブハウスで何年か働いてて、その状態からスタジオにっていうのは、近い業種とはいえ「どうなんだろう?」っていう気持ちがあったんです。でもまあやってみると割と合っているのかなって思うようになりました。暇なときに機材のメンテナンスをしたりとか、お客さんと仲良くなったりとか。あと系列にライブハウスがある状態でずっと働いているので、時々ライブハウスの方に出勤したりして。バランスよく働けているなと思っています。

ー中田さんはプレーヤーとしての音楽活動はいつから始められたんですか。

(中田)ギターを持ったのはすごく早くて、小学校2年生くらいですね。当時、高校1年生だった兄貴がメタリカとか大好きで、そういうジャンルってギター2本いないと面白くないっていうのがありまして。兄貴が一人でギター弾いてたんですけど、多分相手が欲しかったみたいなんです(笑)それで僕がそそのかされてギターを始めたという感じですね。なのでギターを全く弾けないっていう状態のことはほぼ記憶にないですね。みんなが楽器に興味を持ち始めたころは、「僕はもうギターは弾ける」っていう不思議な感じでした(笑)

ーお兄さんの英才教育があってよかったですね(笑)!

(中田)その先はまあ普通です(笑)。中学・高校は地元でコピバンとかやってて、大学入って軽音サークルに入ってオリジナルのバンドを始めてって感じですね。まあそこそこ頑張ろうと思ってた時期もあるんですけど、今は割と落ち着いて趣味の範囲でやってます。

ー今はどんなバンドをやられているのですか?

(中田)3つやってます。1つは兄貴とツインギターでやっている「MARKSMAN」ってバンドで、ブルースブラザーズみたいなバンドです。黒スーツで(笑)

ーお兄さんと今もやられてるんですね!しかもブルースブラザーズ(笑)僕も大好きです!

※中田さん兄弟がツインギターの「MARKSMAN」

ライブハウス系列ならではのスタジオライブも盛り上げたい!

ーさて色々とお伺いしてきましたが、これからHILL VALLEY STUDIOはどんな進化を遂げますか?

(中田)まずはレコーディングをよりよくしていきたいです。設備もそうですし、エンジニアの技術もですね。リハスタに関しては、「とにかく現状よりも下げない」と。スタジオ始めてだんだん物が壊れてくる時期に差し掛かってきたので、メンテナンスをしっかりしています。

ースタジオライブも人気なんですよね?

(中田)スタジオライブは人気ですね。ライブハウス系列っていうのもあって、店員がイベント運営に慣れているのでノウハウも提供できます。また、最近は社会人でバンドやっている人も増えたというのもあると思うんですけど、昼にライブをやりたがる人も多いんですね。「夜にライブをやって朝まで飲んで・・・」みたいな昔のバンド像が崩れてきています。ふつうに仕事していて家庭もあって、という人は日曜の昼とかにやった方が人も来るし、ライブの後打ち上げ行っても次の日の仕事がきつくないっていうことで人気です。金銭的負担もライブハウスに比べて格段に楽なので。

ーなるほど!いくらでできるんですか?

(中田)BstとCst両方借りて1時間5000円でやらせていただいてますね。

ーそれは安いですね!!!(笑)

(中田)ちょっと安すぎるんじゃないかっていう噂もあるんですが(笑)。基本3時間以上のご利用じゃないと受けないので、店としてはパック料金と同じような感じでやらせていただいております。

ースタジオライブもこれからさらに盛り上げりそうですね!それでは最後に、ミュージシャンの皆さんに一言お願いします。

(中田)パック料金は特にお得なので、どの時間帯でも3時間以上やる方はぜひご利用ください。レコーディングなりライブなり、自分でもバンドやってて、エンジニアやってて、PAやってて・・・みたいな店員が多いので、世間話でも相談でも気軽に話しかけてくださいね。

ー中田さん、ありがとうございました!