音楽業界起業論@尚美ミュージックカレッジ専門学校

こんにちは。音楽スタジオWEB予約プラットフォーム事業を運営する株式会社スタジオル代表の山地です。
11月28日(火)、12月19日(火)の2回に分けて「音楽業界の新規事業を考える」をテーマに、尚美ミュージックカレッジ専門学校エンタテインメントビジネス創造学科の1・2年生に講義をさせていただきました。

 

講義内容

本学科の学生はプレイヤーとしてではなく、音楽業界を支える仕事を学ぶことを目的として入学されています。
第1回の講義は「新規事業の組み立て方と現在の音楽業界のトレンド」、第2回の講義は「音楽業界における新規事業を自分たちで考えて発表する(※WEBサービスに限る)」という構成で講義させていただきました。

講義を終えて

学校の先生はおろか、塾講師のアルバイトなどの経験もない私でしたが、講義後のアンケートでは「自分の目指す方向の業界の人の話を聞けて大変満足した」「説明が分かりやすかった」等、好評をいただくことができました。一方で「新規事業を考えるのは難しかった」「競合分析とポジショニングを考えるのが難しい」といった声も。私が初めてビジネスプランを考えたのも丁度彼らくらいの年(19歳)で、そのころの資料は目も当てられないひどさです(笑)。今回の講義を機会として、今後もどんどん新規事業を考えるトライをしてほしいですね。

学生から出たアイディア

本学科の必修授業でも経験する「ライブブッキング」を中心に多数のアイディアが出ました。
今回は学生から出たアイディアを一部ご紹介させていただきます。

 

ブッキングマンの出演者探しを効率化

ライブハウスのブッキングはアナログでなかなか大変な仕事です。
イベントにより、ジャンルやレベルを合わせたりバンドに電話したりと、ブッキングマンの顔が広くないと難しいです。そこでライブに出たい優秀なアーティストを効率よく見つけることができるWEBサービスの提案ですスカウトに対する返信率を表示して、よくある「いいアーティストなんだけど連絡がつながらない」も防止します。

 

バンドマッチングからライブまでの流れをトータルサポート

バンドマッチングサイトは巷に多く存在しますが、「相手の人柄や趣向が分からず、イマイチマッチングまで至らない」という声はよく聞きます。本サービスは「どんなライブをしたいか」を軸にバンドマッチングをサポートするというコンセプトです。出演者募集に困っているハコと提携することで、win-winな関係を築きます。

 

「ライブ出演興味はあるんだけどね、、、」の人を後押しする

「趣味で音楽はやっていて人前で披露したい気持ちはあるんだけど、ライブってどうすればいいの」という人たちは多いと思います。
そういう方達がつまづくフライヤー作成や演出についてのテンプレートを豊富にそろえる、キャパシティが狭いなど初心者向けのハコに特化した出演者募集案件を多く用意することでライブデビューをサポートするサービスです。

総括

バンドメンバー・ライブ出演者の募集案件を掲載しているサイトは既にたくさんありますが、上手いマッチングにはなかなか至らないという声はよく聞きます。今回学生たちからアイディアが集中したのもその声の現れだと思います。彼らの発表を聞いていて、このテーマで重要なのは「セグメンテーション(市場細分化)」「相手の見える化」にあるのではないかと私は思いました。

 

セグメンテーション(市場細分化)

セグメンテーションとはマーケティング用語で「不特定多数の人々を同じニーズや性質をもつ固まりに分けること」を言います。
今回の例でいえば、「毎日練習していて、バリバリにプロを目指している人」と「趣味で休日にたまに楽器を弾ければいい人」では求めるバンドメンバーもライブ出演募集案件も全く違います。しかしながら現行のサイトではそういう人たちを全てひっくるめて門戸を開いているので、登録者数や案件は多いのですが、ユーザーのサイト内での情報探索負荷が非常に高いというわけです。「結成1年以内のバンドに限る」や逆に「100人以上のファンの推薦があれば登録できる」などユーザーを絞り込むことでサイトのコンセプトが明確になり、使いやすくなるのではないかと考えます。

 

相手の見える化

なんといってもネットなので、相手が見えにくいことも大きな要因だと思います。演奏動画がマイページに掲載されていたとしても、その人の人柄が分からないとなかなか出演を依頼したり、バンドのメンバーに加えたりというのはハードルが高いでしょう。
そこで例えば出会い系のPairs(ペアーズ)と似た発想で、SNSと連携して「友達の友達までを表示する」とか。そうすればメンバーに入れたい気になる人を見つけた時に、まずは友達の人に「この人をメンバーに誘おうと思うんだけどどんな人?」と確認したりできます。ブッキングでいえば、バンドの過去の出演履歴欄にハコやブッキングマネージャーからのコメントや評価があったりするだけでも安心さが全然変わってくるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。
新規事業を考えるのは大変なことですが、学生らしく、色々なアイディアを出してくれました。
そんな彼らがブッキングしたライブが来月ありますので、興味がある方はどうぞ。
※私も行きます!

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「LIVE for LIKE」

日程:2018.1/16(火)

OPEN/START:18:30 / 19:00

料金:¥1,800 (+1drink)

会場:水道橋words

公式ツイッターアカウント

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