【御礼】一日で40万人に拡散いただきました<音楽スタジオのコロナ休業金>
音楽スタジオWeb予約サイト「スタジオル」代表の山地です。
昨日4月16日は、東京都の音楽スタジオのための新型コロナウイルス感染拡大防止協力金についての情報を多数の方に拡散協力いただき、本当にありがとうございました。
目次
1.一日で3,000リツイート以上、40万人の方へ拡散
【拡散希望!東京都の音楽スタジオ全てに届くように】東京都の休業要請ですが、「音楽スタジオ」も対象であることを都に確認しました。重要なのが「遅くとも本日16日から休業しなければ休業要請協力金がもらえない」です※この発表は昨日夕方です。まだ休業してないスタジオさん、今日から休業です!! pic.twitter.com/TftNt5GwMJ
— スタジオル【国内最大級音楽スタジオ予約サイト】 (@studi_ol) April 15, 2020
ミュージシャンの方たちを中心に積極的に拡散いただき(1日で3,000リツイート以上)、40万人以上の方へ情報を伝えることができました。
結果として東京都の音楽スタジオは昨日段階でほとんど休業に移行し、中には直接拡散お礼のご連絡をいただいた施設様も多数ございました。
2.休業協力金50万円で足りるのか
音楽スタジオ予約サイトとして、スタジオ業界の流通額を把握している立場から解説させていただきます。
結論から言って、この50万円でスタジオの月額固定費を相殺できるのかというと、もちろん足りません。
しかし、新型コロナウイルス情勢で、少なくとも当社予約システム加盟の音楽スタジオ様は全体の平均売上高を算出すると、
売上が前年同月と比較して、2月:約20%減、3月:約50%減、4月(15日時点):約90%減と大きな影響を受けておりました。
売上減少の大きな原因は、3密のうち、密閉・密接の2密がほとんどの店舗で該当してしまうことだと考えられます。
したがって「固定費には足りないけれど、この状況下で営業するよりは休業して50万円を受け取った方がよい」と考える店舗様も多いと考え、今回Twitterで積極的な情報発信をするに至りました。
3.休業後、音楽スタジオ業界はどうするべきか
5月6日(水)までの緊急事態宣言および休業要請が明けてから(もちろん延長される可能性も十分にありますが)、音楽スタジオ業界はどのような環境適応が求められるのでしょうか。
様々な対策があり、どれも必ずしも正解・不正解はないとは思いますが、我々「スタジオル」は新たなスタジオ経営の形を一つ提案させていただきます。
4.スタッフ非常駐型経営
音楽スタジオのスタッフ非常駐型経営は、「従業員⇔お客様」の接触リスクを防止できるので、新型コロナ感染防止に有効だと考えております。
「スタジオル」はこの未曾有の危機に対応するべく、現在急ピッチでスタッフ非常駐型経営が実現できる予約システムの開発を進めております。
4-1.Web予約
音楽スタジオの多くが従来採用してきた「電話・店頭予約」ではスタッフが最低でも1人は常駐している必要があります。
Web予約を導入することで、24時間無人で予約を受け付けることができます。営業時間外の予約の取りこぼしなどの機会損失が減るので、売上も上がります。参考までに当社予約システムを導入しているスタジオ様は1店舗あたり平均で、営業時間外の予約受付が売上の約20%を占めます。
4-2.スマートロック
スタッフが常駐していなければいない理由の一つに、「不特定多数の人の店舗への入店防止」があります。
予約システムとスマートロックを連携することで、予約されたお客様のみが入店できる仕組みを構築することができます。
スタジオルはLOCKSTATE社と業務提携を結び、当社予約システムとスマートロックの連携サービスを開始しました。
導入事例をご紹介すると、「スタジオABR聖蹟桜が丘店」様では、このコロナ禍の中でも高い収益性を維持されておられます。
4-3.電子決済
紙幣や硬貨などの貨幣からも新型コロナウイルスは感染するといわれており、キャッシュレス整備の必要性が高まっています。
スタジオルでは予約時にクレジットカードで決済できる「スタジオルペイメント」を現在開発中、5月上旬にはリリース予定です。
4-4.その他の施策
3密の一つである「密閉」時間の削減、お客様入れ替え時の消毒作業などを行うため、連続予約を防止する方法も有効です。
当社の「予約時間前後30分自動ブロック機能」は本来転換時の入れ替え作業時間の確保のために開発された機能ですが、今回のコロナ対策で
かなりのスタジオ様にご利用いただいております。
5.音楽スタジオは生き残らなければいけない
私はピアニスト/ドラマーです。
あらゆる音楽活動のピラミッドの一番下を支える「音楽スタジオ」を盛り上げるために、音楽スタジオに特化した予約システムの必要性を感じ、3年前に会社を設立し、この音楽スタジオ予約システム事業に情熱を捧げております。
「音楽スタジオ」は、今回の東京都の休業要請施設リストに名前の記載が漏れてしまうほど、世の中の商業施設に比べれば店舗数は少ないです。
しかし、音楽業界にとって本当に大切な場所です。
我々は音楽スタジオがこの状況に適応し、これからも音楽業界を盛り上げるインフラになっていただくべく、精進してまいります。
最後までお読みいただき、またこの度の休業協力金のツイートを拡散していただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。